「どれぐらいお金がかかるの?」
「どんなサービスがあるの?」
「不必要な営業を受けそう・・・」
ドッグホテルを検討しようにも、いざ預けるとなると色々な不安が付きまとうことでしょう。
愛犬の安全を第一に考え、慎重になるのは当然のことです。
けれど、慎重な事と臆病な事は違います。
ドッグホテルは、愛犬の健康・衛星・安全を保つためのサービスです。
- 留守番させる
- 旅行に行く
- 急に出張が入った
このような状況に陥った際には、ドッグホテルがきっとあなたの助けになります。
ペットホテルの必要性
犬の留守番時間は、健康面・衛生面を考慮すると、10時間未満を目安に考える必要があります。
長時間の留守番以外にも、目を離したままにするには数々の危険が潜んでいます。
- 誤飲
- ストレス
- 食事の管理
- 排泄物の処理
- 突然の体調不良
- 破壊行動による怪我
- 過度なストレスによる脱走
犬の留守番は、人間の赤ちゃんを想像してみてください。
匂いや音に釣られたり、食べてはいけない物を口に入れたりと、目を離すことは時には命の危険にも繋がります。
ドッグホテルは、こうした危険から守り、飼い主の安心感を提供するサービスです。
「うちの子は丈夫だし、身の回りはチェックしているから大丈夫」という一時の油断が、取り返しのつかない事態に繋がることがあります。
ドッグホテルのサービス
ワンちゃんができる限りストレスなく過ごせるように、日中は自由な時間を過ごし、スタッフや他のワンちゃんと一緒に遊んだり、食事をしたりして過ごしています。他のわんちゃんと生活することで社交性や正しい生活習慣を身につけることができます。
ドッグホテルのサービスで確認すべき項目は3つあります。
- ①料金
- ②サービス内容
- ③業態の種類
どれだけ良質なサービスが提供されていても、予算オーバーであれば最適とは言えず、逆も然り。
受けられるサービスも店舗ごとやホテルの種類によって異なります。
当日のミスマッチを防ぐ意味でも、それぞれ事前チェックが必須です。
①料金
以下は宿泊と日中のお預かりを想定した料金表です。
小型犬(~8kg)チワワ、トイプードルなど
6,000円 / 1泊
(定額)4,400円
(1Hまで)880円
中型犬(~15kg)柴犬、ビーグルなど
7,000円 / 1泊
(定額)5,000円
(1Hまで)990円
大型犬(15kg以上)ゴールデンレトリバー、シベリアンハスキーなど
9,000円 / 1泊
(定額)6,600円
(1Hまで)1,100円
※オプションにより追加料金が発生する場合あり
②サービス内容
ドッグホテルのサービス内容は主に3つあります。
- オプション
- 対応日数
- 種類
それぞれ解説していきます。
オプション
預かりの他、以下のようなオプションを追加できます。
- 散歩
- リアルタイム撮影
- 報告メール
- 送迎
それぞれのおすすめポイントなどを解説していきます。
・散歩
お預かり中に散歩するサービス。
散歩コースは基本的に店舗周辺になります。
散歩オプションのおすすめポイントは2つ。
- スキンシップによりストレス軽減
- ご近所の方はいつもと変わらないお散歩コースで安心できる
- リアルタイム撮影
Webカメラなどを通して、預かっているワンちゃんの状態が確認できるサービス。
リアルタイム撮影のおすすめポイントは2つ。
- ①体調不良の早期発見
- ②安心できる
旅行中など「何かあったらどうしよう」と不安に駆られていては折角の時間も楽しめません。
そんな時は、いつでもどこでもワンちゃんの様子が確認できるリアルタイム撮影がおすすめ。
・報告メール
写真や文章を添えて、飼い主へ定期報告するサービス。
ホテルに預けたからもう大丈夫、というわけにはいかないのが飼い主の悩み。
当日どう過ごしたか、詳細に綴られた情報は安心感を与えてくれます。
・送迎
お迎え・預かり時にご自宅まで送迎するサービス。
急なお仕事や旅行中のトラブルなどに見舞われて、スケジュール通りに進まない事があります。
そんな時に送迎サービスを受けることで、時間の節約ができるので、スケジュール管理に役立ちます。
対応日数
対応可能日数は店舗ごとによって異なります。
1時間から対応してもらえるところもあれば、3時間からしか受け付けなかったり、
2週間を超える長期の預かりを検討していたのに、1週間までだったりと、想定外の事態にならないよう最短最長対応時間は、事前チェックが必須。
③種類
ドッグホテルには主に4種類あります。
- ①サロン型
- ②ショップ型
- ③ペットシッター
- ④動物病院
③以外では、ケージや指定の活動範囲内で過ごさせて、適宜スタッフが見守る体制です。
細かな環境は店舗形態によって異なります。
①ドッグサロン型
トリミングサロンと併設されるケースが多く、数泊までなら対応してもらえる店舗も多い。
普段トリミングに利用している店舗であれば、スタッフとワンちゃんのコミュニケーションが取れており環境にも慣れているため、初めて利用するホテルよりも預かり時の負担が軽減されます。
特にトリミング中は、ワンちゃんを安心させるためにスタッフは適宜コミュニケーションを取ってくれます。
またサロン業務が中心なため、予約の少ない時間帯などはスタッフと交流する時間が設けられます。
②ショップ型
ショップ内には玩具やご飯など生活用品が用意されているため、預ける直前でも必要な物を用意できます。
販売されている多種多様なワンちゃん含め、人の出入りも多いため、敏感なワンちゃんは注意が必要です。
③ペットシッター
ペットシッターは、飼い主が不在の間を見守るサービスです。
自宅で過ごせるため、普段と変わらない環境で預かって貰えるのが大きなメリット。
シッターの絶対数が少ないものの、第一種動物取扱業資格保有者による手厚いケアが期待できます。
④動物病院
すぐに治療に移れるため、不測の事態に強いのが特徴。
また病院内は、衛生管理が徹底されているため、感染症のリスクなど最も低いです。
かかりつけの病院であれば、性格や身体的な特徴など把握しているため、細かなケアも期待できます。
ドッグホテルの選び方
ドッグホテルは店舗や種類によって、サービス内容は異なります。
どのホテルを選ぶべきかについては以下の3つを判断材料にしてください。
- 条件
- 割引手段
- ライフスタイルに合う
①条件
ドッグホテルの利用にはいくつか条件があります。
店舗によって条件は多少異なりますが、ほとんどの店舗では以下の2つの条件を設けています。
- ワクチン接種
- 年齢制限
それぞれ解説していきます。
ワクチン接種
ドッグホテル利用に必要なワクチンは、狂犬病・混合ワクチンの2種類。
またワクチン接種証明書も別途持参する必要があります。
ワクチン接種の必要性については、ホテル内の感染拡大を防ぐためです。
もしワクチン証明書を紛失した場合は、受診した動物病院か役所で再発行して貰えます。
ワクチン接種期間は以下のように定められています。
狂犬病ワクチン:4~6月
混合ワクチン:接種期間、接種有無は任意。子犬の場合は生後8〜10週齢。2回目は3〜4週間後。3回目は成犬の場合、年1回。
年齢制限
店舗によっては、子犬・老犬を預かって貰えない場合があります。
年齢制限を設けている理由は、犬が環境ストレスを受けやすいからです。
特に子犬・老犬は体が弱く、体調を崩しやすい時期です。
ホテル側も万が一に備えて緊急時の対応など用意されていますが、病院以外のホテルでは即座に治療は受けられません。
②割引手段
ホテルの割引手段は主に以下のような項目があります。
- 連泊
- 相部屋
- 多頭同室
- トリミングなどのオプション併用
おすすめはトリミングなどのオプション併用。
トリミングも行って貰えればスタッフと接する時間も増えるため、次回の利用時にもストレス軽減が期待できます。
③ライフスタイルに合う
料金・サービス以外にも愛犬のストレスによる負担を極力減らす工夫が必要です。
どれだけスタッフに慣れていても、普段と違う環境で過ごすストレスは避けられません。
なので、普段と同じような環境作りがでくるホテルを選ぶ必要があります。
具体的には以下の項目を参考にしてください。
- 活動範囲
フリー中心なら極力広いスペースを選択。
ケージ生活中心なら最低限のスペースでもOK。 - 慣れたスタッフや環境の配慮
旅先ではなく、地元の店舗を利用する。
例えば、人見知りのワンちゃんでケージ生活中心を希望するなら、最低限のスペースが確保された1人部屋がおすすめ。
逆に活発なワンちゃんであれば、フリーな時間が多く他犬とも遊ばせられる相部屋も視野に入れてみましょう。
ホテル本番前に日中短時間のお預かりなどを事前に利用して環境に慣れさえておく事も体制つです。
長時間の留守番にはペットホテルを検討しよう
「ちゃんと留守番できてるかな」
「何かあったらどうしよう」
このような不安を駆られたまま外出したり、留守番させることは、愛犬にとっても飼い主にとっても安心できないと思います。
急な外出や長時間の留守番に備えて、日頃から少しずつ留守番に慣れさせることが大事です。
外出時には、安心安全を確保できるペットホテルの選択肢を加えてみてください。